施設紹介
本 堂

現在の本堂は寄せ棟造りで、元々は茅葺き屋根で現在よりも一回り小さかったと言われている。建立された年月は不明であるが、後門を増築した形跡があり、現在の形態になったのが寛政3年(1791)と記録に残っている。百年後の濃尾地震(明治24年・1891)、昭和20年の三河地震(1月13日・1945)では、幸運にも倒壊をまぬかれたが、特に三河地震直後補強された筋交いなどは、今もそのまま用いられている。
平成8年(1996)春の大修理では、大屋根の瓦の全面とりかえ、瓦桟樽木の補強、銅製雨樋のとりつけ、内陣天井板の張替え、宮殿・須弥壇の修復、本尊阿弥陀さまの上卓・前卓の補修などの工事を施工した。本堂の面積は276㎡。

御本尊阿弥陀如来立像


祖師前・北余間
写真左:親鸞聖人 写真右:左より聖徳太子・蓮如上人・七高僧御絵像


御代前・南余間
写真左:第二十三代彰如上人御絵像 写真右:先々代住職、坊守、先代住職法名
鐘 楼

建立は昭和2年(1927)。三河地震後補修。床面積29.16㎡。石垣の高さ2m。鐘楼の高さ地表より9m。
山門・築地塀

長年の風雪により旧山門は、彫刻等も喪失し老朽化が著しかったため、門徒の懇念により2010年に改築。柱梁などはケヤキ造り、随所に透かし彫りがある。床面積4.95㎡
山門の脇に築地塀があり、境内と参道、駐車場とを階段で画している。築地塀の長さ25m。
庫裏・門徒会館

昭和58年9月6日起工(1985)従来の庫裏を撤去して、一回の北側と東の部分、二階の部分を庫裏とし、南側の日当たりのよい部分を門徒会館として新築した。昭和59年12月20日(1986)完工、床面積343.2㎡棟高9.67m。門徒会館は西にお内仏、廊下を隔てた西にはトイレがあり、本堂の玄関からも使用できるようになっている。
水 舎

山門に併せ、水舎も改築した。石に刻んだ住職の筆による「洗心」の文字は、『仏説無量寿経』の「洗除心垢」(心の垢を洗い除く)による。
合同墓

境内の墓地にあります。お骨がいっぱいになったので、拡張工事をしました。主にお墓をお持ちでない方、後継者がいない方等が納骨されます。納骨できるのは林光寺ご門徒のみとなります。2025年3月完工。