元旦から3日までを「修正会」といいます。当院では元旦の朝におつとめがあり、おつとめの後には福引も開催しています。1年のはじめですので、仏恩報謝の心をもって新しい年を迎えましょう。
春秋の中日を中心とした前後各3日を含めた1週間を「彼岸会」といいます。彼岸とは、此の岸から彼の岸にわたるということです。迷いの世界に生きる者が仏法を聞信してさとりの彼の岸に到るということであり、人間生活の真の意義をしめすものです。また林光寺では、彼岸の時分に永代祠堂経を勤めています。永代祠堂経とは、ご門徒の皆さんによって仏法を聴聞する道場(本堂)が護持され、永代にわたり仏法が受け継がれていくための法要です。
「盂蘭盆(うらぼん)」とは、梵語ウルランバナの音写で、逆さ吊りの苦痛を意味し、「倒懸」と訳します。お釈迦さまの弟子である目連尊者が、餓鬼道に堕ちて倒懸の苦しみを受ける母親を救うことに由来しています。目連尊者の故事を偲び、祖先の恩をおもい、仏法を聞いていく行事です。
宗祖親鸞聖人の御命日におつとめする真宗門徒にとってもっとも大切な行事です。当院では、毎年12月に4日間つとまります。「報恩」とは親鸞聖人の教えを通して、この身があきらかになり、生涯における課題、生きるよろこびを教えていただく御恩に報いるということです。宗祖の遺徳を偲び、ご門徒の皆さんと共に仏法を聞く大切な時間です。